はじめに

皆さんは日本で最も消費されている果物がなにか知っていますか?りんごやみかんなどを思い浮かべる方も多いと思いますが、日本バナナ輸入組合(東京都千代田区)が実施した調査によると、2005年から17年連続でバナナが最もよく食べられているというデータがあります。

しかし、2020年の財務省貿易統計によると、そんなバナナの国内流通量100万トンのうち、99.9%はフィリピンやエクアドルなどの海外からの輸入に依存しているのだそうです。おいしいバナナは気温が26℃以上の南国でないと作れないため、日本人が最も好きなバナナは日本では作れなかったのです。

そんな状況に対して、新しい農業方法を使って日本での熱帯果樹の栽培に革命を起こそうと、日本国内で糖度25度のバナナの栽培に取り組んでいる会社があります。それが今回ご紹介する「みんなで農家さん」です。

みんなで農家さんとは

「一般社団法人みんなで農家さん」は、独自の栽培技術「アグレボ農法」を用いて日本国内で栽培が可能となった熱帯果樹の普及をおこなうアグリバイオベンチャーです。

みんなで農家さんは、農業の6次産業化を通じて高付加価値ビジネスモデルを構築し、新しく農業を始める人たちに新規就農から農園開設、流通戦略、買取制度まで徹底的なサポートを行うことで、共同で利益が得られる事業スキームを形成しました。

みんなで農家さんの理念は

一般的に植物にはそれぞれ生存に適した気候があるとされ、人類は各地の気候や風土にあった植物を、ヒトの役に立つ「作物」として栽培し、食糧や資材として活用してきました。

食糧の生産はいわゆる「農業」と呼ばれる産業として確立されるなか、あらゆる効率化が進められてきましたが、これまで気候を大幅に克服する技術には限界があるとされてきました。

その常識を破り、例えば熱帯植物の育成・栽培が温帯に属する日本で効率的かつ安全に可能となれば、植物を生産する産業=農業は大きく変わります。

植物自身が本来持っている順応性を最大限に活かし、植物の栽培可能地域を塗り替える夢の技術。それが、みんなで農家さんのアグレボ農法なのです。

そして、そんなアグレボ農法を使って、農業における生産性拡大の革命を起こすことがみんなで農家さんの目標なのです。

みんなで農家さんが推進するアグレボ農法とは

みんなで農家さんが行っているアグレボ農法は、植物の「成長性、豊産性、機能性」などを向上させ、生産性を革新的に高めていこうとするものです。それとともに「無抗生物質、無農薬、無化学肥料」などといった自然農法を実践し、日本だけでなく世界の農業にも革命を起こそうとしています。この革命的な農法なら、人類の食糧問題や環境問題を解決に導くことができるとみんなの農家さんは考え、様々な事業を行ってきました。

みんなで農家さんのアグレボ農法は、先進的バイオテクノロジーを用いた施肥手法による高機能性栽培であるナノ粒子機能性農法(NPF農法)という農法が根本となっています。このNPF農法は先進的バイオテクノロジーを用いた施肥手法による高機能作物栽培法で、土壌の生態系を修復し、作物の免疫力強大化を図っていくことで、機能性の高い農作物の生産性を向上させようというものです。

みんなで農家さんに参加するには?

みんなで農家さんは、新しく農業を始めたい人に対して、新規就農から農園開設、流通戦略・買取制度まで徹底的なサポートを行っています。

みんなで農家さんのサポート内容

1.ハウス開発・苗

過去数十農園を開発してきたみんなで農家さんがその土地に最適なハウスの建設、また栽培に欠かせないバナナの苗を福岡にある同グループのバイオテクノロジーセンターから届けます。

2.栽培技術

みんなで農家さんのスタッフと一緒に365日体制で徹底サポート。また、国産バナナを年間320万本、年商10億円を超える提携バナナ農園が技術面でのサポートをします。

3.販売・流通

アグレボ農法で作られるバナナは、皮ごと食べられる国産バナナとして栽培を進めています。しかし、栽培したバナナをどのように消費者に届けるかが課題でした。シェア型農園で栽培したバナナを同グループの国産バナナスムージー専門店「バナナの神様」が買い取る、としています。買い取り条件、リスクなどについては後日発表される予定だそうです。「バナナの神様」では、元ディズニーキャスト達が店舗で歌や踊りのショーといっしょにバナナスムージーを販売しています。この「バナナの神様」のキャスト達は近年、CDデビューや舞台デビューまでしており、様々なメディアでも取り上げられています。また、「バナナの神様」は現在、自由が丘、原宿の旗艦店を中心にイオンモール八千代、越谷レイクタウンへ出店していて、FC店舗も次々と増えています。

自社開発農園として

みんなで農家さんのサポートを受けるには2種類の方法があります。1つめは自社開発農園として、自分で土地を買ったり借りたりしてから、みんなで農家さんの農園開設サポートを受け、自ら栽培から販売までを行う方法です。これは収益や事業性が高いことが特徴ですが、初期投資費用が数千万円ほどかかることがあります。

シェア型農園として

2つめはシェア型農園として、FC型シェアリング農園「ともいきふぁーむプロジェクト」への参加する方法です。これはみんなで農家さんが用意した広大なビニールハウスを出資額に応じて区分所有し、売り上げはみんなでシェア、栽培は管理者に任せられて買取までサポートしてくれます。

また、このFC型シェアリング農業は「研修農園」としての機能をもっており、数年の実績をつむことで「認定農業者」や「認定新規就農者」の資格を取得することも可能です。この資格を元に公的資金の活用から大規模自社農園の開発までも、みんなで農家さんが一気通貫でサポートしてくれるため、新しく農業を始めたい人たちから注目を浴びています。

みんなで農家さんのこれから

アグレボ農法の技術は、日本の「農業の復興」に大いに寄与できると、みんなの農家さんは考えています。

ここ数十年の間に食糧輸入国となってしまった日本の農業は、衰退の一途を辿ってきました。農林水産省が同省のウェブサイト内「知ってる?日本の食料事情 」でまとめた資料によると、日本の食料自給率は、自給率の高い米の消費が減少し、飼料や原料を海外に依存している畜産物や油脂類の消費量が増えてきたことから、長期的に低下傾向で推移しています。また、昨今の円安、原料・エネルギー価格の高騰の関係で、今後はさらに食料の輸入や生産に大きなダメージを受けると考えられています。

そういった観点から現代において、日本の農業を復興させることは、「耕作放棄地の有効活用」「地方雇用の創出」「食糧自給率の改善」「貿易赤字の解消」といった様々な経済効果をもたらすことにも繋がると、みんなで農家さんは考えています。

まとめ

日本の農業の復興、食料自給率の改善といった規模の大きい目標をもって事業を行っているみんなの農家さん。

今後は、アグレボ農法を使った無農薬鉢植えシリーズとして、バナナやパパイヤ、グアバ、ライチなどの熱帯地域でしか栽培できないトロピカルフルーツの栽培を一般家庭向けに普及することも目指しています。

各家庭で南国のフルーツが収穫できる未来がすぐそこまで来ているかもしれませんね。みんなの農家さんの今後の動きに注目していきたいと思います。

会社概要

住所 :東京都千代田区麹町5丁目3番地 第7秋山ビルディング5階

電話 :03-6388-6703

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