創思苑の目指す「あたりまえ」とは

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目次

創思苑の理念と実践に向けた取り組み

仲間

創思苑は、大阪府東大阪市にある社会福祉法人です。

1984年8月に、障害者が地域で生きていくことを目指した学習会が始まりました。

それを母体とし、1992年11月に社会福祉法人創思苑が設立されました。

創思苑では、学習会のころから一貫して「障害を持つ人が、地域で自分らしく当たり前に暮らしていくこと」を理念とし、できるだけ知的障害者の意見が反映されるように、施設の運営を心がけています。

さらに、「障害者の自立」の思想や「差別のない社会の構築」を目指すことも、理念として掲げています。

2016年現在では、4つの事業所と24カ所にある自立ホームを運営しており、70名の障害者が各々暮らしています。

介護者は、障害者の生活介護や短期入所、児童向けの放課後デイサービス、共同生活介護、居宅介護、同行援護等など、様々な障害者支援プログラムに取り組んでいます。

また、支援プログラムに取組む職員に対しても、障害に対する理解とクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)の向上に向けた職員研修や、職員の実践報告会を行うなど、理念の実現に向けた取り組みを行なっています。

このような障害者の支援プログラムを行う社会福祉法人は多くありますが、中でも創思苑の特徴は「海外の先端プログラムを積極的に取り入れる点」にあります。RDIと呼ばれる対人関係発達指導法もそのひとつです。アメリカ・テキサス州ヒューストンのコネクションセンターで開発された援助プログラムで、職員2名が渡米・研修の末、この認定コンサルタントの資格を取得し、実際の運営に役立てています。

また、情報発信を通じて障害者に対する差別を無くし、「障害者が当たり前に生きていける社会の創造」の実現を目指しています。

日本国内へ向けた情報発信を積極的に行なっており、知的障害者によるドキュメンタリー映画の作成やインターネット放送局の運営等、多様な情報発信をしています。

このように、さまざまな取組みを積み重ねてきた結果、地域住民の障害者に対する理解が徐々に深まってきているのです。

創思苑の手がける四つの事業

創思苑では、障害者へ働く場所や生活の場を提供し、さらに子ども向けのデイサービス、地域での自立生活支援の4つの事業に取り組んでいます。

地域に4つの就労拠点をつくり、様々な障害を持つ方が、それぞれのペースで各々の得意な仕事を行なっています。

仕事内容は、マンションや学校の清掃作業、配達や販売、その他軽作業が中心で、中でも、手作りパンの製造・販売は、地域のイベントやお祭りでも販売しています。

普段は、午前中に製造した出来たてパンを午後に学校や会社へ売りに行くほか、定期的に地域の小学校からの実習を受け入れ、障害者の理解向上に向けた活動も行なっています。

また、障害者の生活の場として、自立ホームを運営しています。

働くまりました。

2007年には、全国初の知的障害者のグループホームを設立し、2016年現在では府営住宅や改装した古民家などを利用し、70名の人が24住居で暮らしています。

創思苑では、障害の重さにかかわらず地域で暮らすことを目指していますので、介助者の手を借りながら、仲間と共に地域で暮らしています。

さらに、子ども向けのデイサービスとして、発達に支援が必要な子どもたちのデイサービスにも取り組んでいます。

親子で参加するプログラムや小集団でのプログラムなど、一人一人の子どもに必要なプログラムを提供するほか、保育園等への訪問サービスも行なっています。

その他、障害を持つ方が地域で安心して生活できるように様々な支援を行なっています。

大阪府や東大阪市から、「地域生活移行支援促進事業」や「地域生活移行支援促進事業」の受託を受けて、地域移行や通所サービス、在宅サービス等の相談や支援を行なうほか、ヘルパー派遣など、地域で支え合って生活するためのサポートを創思苑では行なっています。

創思苑が目指す充実した社会生活のためのRDI

プログラム

創思苑では、アメリカのヒューストンにあるコネクションセンターで開発された対人関係援助プログラムであるRDIプログラムに取り組んでいます。

RDIはRelationship Development Interventionの略称で、自閉症やアスペルガー障害等の対人関係やコミュニケーション等による様々な生きにくさを抱えた人と、その家族などを対象としたプログラムです。

創思苑代表者の林淑美理事長が、自閉症などの障害を持つ方への支援をどうすればよいのか悩む中、RDIと出会い、RDIを2年間を掛けて学び、もう1名の職員とあわせ、2013年に日本で6番目と7番目のRDI認定コンサルタントとなりました。

RDIは最新の脳科学研究に基づいたプログラムで、家族などの支援者と問題を抱えた本人との関係性を大事にしています。

支援者がガイド役になり、問題を抱えた本人がガイド役と一緒に様々な経験をし、より充実した社会生活を送ることを目指すのです。

より充実した社会生活とは、他者との感情の共有や、チャレンジしようとする気持ち、友人や家族とのなにげない会話などから生まれます。

RDIではスキルを教えるのではなく、「本人やガイド役が考えたり感じたりしたこと」、結果ではなく「結果にいたる過程」を大事にします。

本人とガイド役が一緒に様々な経験をしたあと、過程を見直し、ガイド役がより良きガイド役となることで、問題を抱えた本人がより充実した社会生活を送れるとしています。

RDIのコンサルタントは、家族をはじめとした支援者が障害者にとってのより良いガイド役になるために、どんなことが必要かを一緒に考えてくれます。

このように、創思苑では、障害者とその家族の方みんながあたりまえに生きていけるよう、職員と利用者との関係強化のためにもRDIを導入しています。

会社概要

ホームページ
社会福祉法人創思苑公式サイト
商号
社会福祉法人創思苑
設立
1993年4月1日
代表
林 淑美

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